月々の名前

TOPカテゴリ:暦月々の名前

日本での月の異名の多くは、かつて日本で使われていた旧暦にて呼ばれたものであり、現在のよりだいたい1ヶ月ほど後にずれている。

1月の異名

  1. 忌月、忌み月、斎月 いみづき
    1. 1月5月9月が、心身を忌み(斎み)慎むべき月であるところから。
  2. 祝月、斎月 いわいづき
    1. 1月5月9月が、心身を忌み(斎み)慎むべき月であるところから。その月の1日には、身なりを整えて祝ったり、社寺へ参ったりした。
  3. 王月 おうげつ
  4.  おうしゅん
  5. 解凍 かいとう
  6. 初月 かすみそめづき
  7. 暮新月 くれしづき、くれしんげつ
  8. 月正 げっせい
    1. 正月を逆の順序で読んだもの。
  9. 建寅月 けんいんげつ、けんいんづき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で寅の方を指すため。
  10. 元月 げんげつ、がんげつ
  11. 歳始 さいし
  12. 早緑月 さみどりづき
  13. 三微月 さんびげつ
  14. 十三月 じゅうさんがつ
    1. 12月の翌月の意味から。
  15. 正月 しょうがつ
    1. 1月の別名の他、の初めを祝う行事が行われる期間という意味もある。
  16.  じょうしゅん
  17. 初月 しょげつ
  18.  しょしゅん
  19.  しんしゅん
    1. 陰暦では元日がおおむね立春の頃だったため。
  20. 始和 しわ
  21. 正陽 せいよう
  22. 陬月 そうげつ、すうげつ
  23. 泰月 たいげつ
  24. 大簇、太簇 たいそう
    1. 1月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から3番目の音。
  25. 太郎月 たろうづき
    1. の最初の月の意味から。
  26. 端月 たんげつ
    1. 「端」は、はじめの意味であり、「史記(秦楚之際月表)」より。秦の始皇帝の名「政」と「正」が同音なので避けたからといわれている。
  27. 端月 としはづき
  28. 子の日月 ねのひづき、ねのびづき
  29. 初月 はつつき
  30. 月 はつそらづき
  31. 月 はつはなづき
  32. 月 はつはるづき
  33. 初見月 はつみづき
  34. 睦び月 むつびづき
  35. 睦びの月 むつびのつき
  36. 孟月 もうげつ
    1. 四季の初めの月をさす。
  37.  もうしゅん
    1. 「孟」は初めの意味であり、の初めの意味もある。
  38. 陽春 ようしゅん

2月の異名

  1. 梅月 うめつき
  2. 梅つ五月 うめつさつき
  3. 梅つ月 うめつつき
  4. 梅見月 うめみつき、うめみづき
  5. 生月 おぐさおいづき
  6.  かしゅん
  7. 朝 かちょう
    1. 特に2月15(または112)をさす。
  8. 雁帰月 かりかえりづき
  9. 夾鐘 きょうしょう
    1. 2月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から4番目の音。
  10. 恵風 けいふう
  11. 建卯月 けんぼうげつ、けんぼうづき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で卯の方を指すため。
  12. 月 このめづき
    1. の出る月の意味から。
  13. 如月 じょげつ
  14. 盛春 せいしゅん
  15.  ちゅうしゅん
    1. 、晩に対する言葉であり、早季節が過ぎてが熟し始めた頃となる。
  16. 仲陽 ちゅうよう
  17. 仲の なかのはる
  18. 月 はつはなづき
  19. 消月、消え月 ゆきぎえづき、ゆきげつき
  20. 令月 れいげつ

3月の異名

  1. 嘉月 かげつ
  2.  きしゅん
    1. のすえ、晩の意味もある。
  3. 禊月 けいげつ
  4. 建辰月 けんしんげつ、けんしんづき、けんしんつき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で辰の方を指すため。
  5. 姑洗 こせん
    1. 3月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から5番目の音。
  6. 月 さくらづき、さくらつき
  7. 早花咲月 さはなさづき
  8. 蚕月 さんげつ
  9. 染色月 しめいろづき
  10.  たけのあき
  11.  ちくしゅう
  12. 殿 でんしゅん
  13. 惜月 はなおしみづき、はなおしみつき
  14. 咲月 はなさきづき
  15. つ月、津月 はなつづき
  16. 見月 はなみづき、はなみつき
  17. 祓月 はらえづき
  18. 惜しみ月、惜月 はるおしみづき
  19.  ばんしゅん、くれのはる
    1. の終わりの意味もある。
  20. 雛月 ひいなつき
  21.  ぼしゅん
    1. の終わりの意味もある。
  22. 夢見月 ゆめみづき

4月の異名

  1. 畏月 いげつ
  2. 陰月 いんげつ
  3. 卯の花月 うのはなづき
    1. 卯の花の咲く月の意味から。
  4. 得鳥羽月 えとりはづき
  5. 夏半 かはん
  6. 乾月 けんげつ
  7. 建巳月 けんしげつ、けんしづき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で巳の方を指すため。
  8. 木の採り月 このはとりづき
    1. 桑のを採る月の意味から。
  9. 巳月 しげつ
  10. 首夏 しゅか
  11.  しょか
    1. の初めの意味から。
  12. 正陽 せいよう
  13. 清和 せいわ
  14. 仲呂、中呂 ちゅうりょ
    1. 4月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から6番目の音。
  15. 待月 とりまちづき
  16. 来月 とりくづき
  17. 端月、初月 なつはづき、なつはつき
    1. のはじめの月の意味から。
  18. 梅月 ばいげつ
    1. 5月の異名という説もある。
  19. 残月 はなのこしづき、はなのこりづき
  20. 乏月 ぼうげつ
    1. にとれた穀物が尽きて、その穀物がまだ実らない時節のため、食物が乏しくなってくる月の意味から。
  21. 祭月、祭り月 まつりづき
    1. その土地の主要な祭りのある月。特に、賀茂祭の行われた事から。
  22.  むぎあき、ばくしゅう
    1. 麦を取り入れる季節という意味もある。
  23.  もうか
    1. 「孟」は初めの意味であり、の初め、初の意味もある。
  24. 孟月 もうげつ
    1. 四季の初めの月をさす。
  25. 余月 よげつ

5月の異名

  1. 悪月 あくげつ
    1. 中国では5月を凶事の多い月とされ、5月5日の出生を凶としたところから。
  2. 菖蒲月 あやめづき、あやめつき
  3. 五色月 いついろづき
  4. 月 うげつ
  5. 梅の色月 うめのいろづき
  6. 建午月 けんごげつ、けんごづき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で午の方を指すため。
  7. 皐月 こうげつ
  8. 狭雲月 さくもづき、さくもつき
  9. 早苗月 さなえづき
    1. 田植えを始める月の意味から。
  10. 五月雨月 さみだれつき
  11. 賤間月 しずまつき
  12. 鶉月 じゅんげつ、うずらづき
  13. 蕤賓 すいひん、ずいひん
    1. 5月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から7番目の音。
  14. 月、多月 たぐさづき、たぐさつき
  15. 橘月 たちばなづき
    1. 橘の花が咲く月の意味から。
  16.  ちゅうか
    1. の半ばの意味もある。
  17. 見ず月 つきみずづき
    1. さみだれでが見えないことから。
  18. 梅月 ばいげつ
    1. 4月の異名という説もある。
  19.  ばいか
  20. 吹雪月 ふぶきづき
    1. い卯(う)の花をに見立てたところから。

6月の異名

  1. 青水無月 あおみなづき
    1. 青葉の茂る水無月の意味から。
  2. 弥涼暮月、い涼暮月 いすずくれつき
    1. 涼しい暮れ方の月の意味から。
  3. 待月 かぜまちづき
  4.  きか
    1. のすえ、晩の意味もある。
  5. 建未月 けんびげつ、けんびづき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で未の方を指すため。
  6. 涸月 こげつ
  7. 溽暑 じょくしょ
  8. 且月 しょげつ
  9. 暑月 しょげつ
  10. 涼暮月 すずくれづき
  11. 蝉羽月、蝉の羽月 せみのはづき
    1. 薄い着物を着る月の意味から。
  12. 田無月 たなしづき
  13. 長夏 ちょうか
  14. 常夏月 とこなつづき
    1. 常夏のが盛んな月の意味から。
  15. 遯月 とんげつ
    1. 易の卦(け)で「遯」は6月に配されることから。
  16. 越しの月 なごしのつき
    1. 越しの祓(はらえ)の行われる月の意味から。
  17. 鳴神月 なるかみづき、なるかみつき
    1. 鳴が多い月の意味から。
  18.  ばんか
    1. の終わりの意味もある。
  19. 松風月 まつかぜつき
  20. 林鐘 りんしょう
    1. 6月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から8番目の音。

7月の異名

  1. の初月 あきのはつづき
  2. 初月 あきはつき、あきぞめづき、あきそめつき
  3. 夷則 いそく
    1. 7月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から9番目の音。
  4. 女郎花月 おみなえしづき、おみなめしづき
  5. 親月 おやづき、しんげつ
    1. 親の墓に詣でる月の意味、または盂蘭盆会の行われる月の意味から。
  6. 建申月 けんしんげつ
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で申の方を指すため。
  7.  しんしゅう
    1. のはじめ、初の意味もある。
  8. 相月 そうげつ、しょうげつ、あいづき
  9.  そうしゅう
  10. 袖合月 そであいづき
  11. 七夕月、棚機月 たなばたづき
  12. 桐秋 とうしゅう
  13. 七夜月 ななよづき
    1. 七夕の月の意味から。
  14.  はつあき、しょしゅう
    1. のはじめの意味もある。
  15. 文披月、書披月 ふみひらきづき、ふみひろげづき
    1. 書(ふみ)をひろげてさらす月の意味から。
  16. 愛逢月、愛合月 めであいづき
    1. 織女星と牽牛星とが互いに愛し合うという月の意味から。
  17. 蘭月 らんげつ
  18. 孟月 もうげつ
    1. 四季の初めの月をさす。
  19.  もうしゅう
    1. 「孟」は初めの意味であり、の初め、初の意味もある。
  20. 涼月 りょうげつ

8月の異名

  1. 月 あきかぜつき
  2. の月 あきかぜのつき
  3. 雁来月 かりきづき、かりくづき
  4. つ月、津月 くさつづき
    1. の盛りの月の意味から。
  5. 迎寒 げいかん
  6. 桂月 けいげつ、かつらづき
    1. 桂花(モクセイ)の花咲く月の意味から。
  7.  けいしゅう
  8. 建酉月 けんゆうげつ
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で酉の方を指すため。
  9. 紅染月 こうぞめづき、こうそめつき、べにそめづき
  10. 濃染月、木染月 こぞめづき
    1. 木々が色濃く染まる月の意味から。
  11. ささはなさ月 ささはなづき
  12. 涼 しゅうりょう
  13.  せいしゅう
    1. の盛りという意味もある。
  14.  せいしゅう
    1. が澄んで空気の清らかなという意味もある。
  15. 壮月 そうげつ
  16. 素月 そげつ
  17. 月 そのいろづき
  18. 月 そめいろづき
  19.  たけのはる
  20. 田の実 たのむ
    1. 田の実(たのみ)、つまりの実から。8月朔日は新穀を贈る民間行事がある。
  21.  ちくしゅん
  22.  ちゅうしゅう、ちゅうじゅう
    1. のなかばの意味もある。
  23. 仲商 ちゅうしょう
  24. 見月 つきみづき
  25. 燕去り月 つばめさりづき
  26. 難月 なんげつ
  27. 南呂 なんりょ
    1. 8月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から10番目の音。
  28. 落ち月 はおちづき
  29. 萩月 はぎつき

9月の異名

  1. 刈月 いねかりづき
  2. 取月、取り月 いろどりづき
    1. 木のが色づく月の意味から。
  3. 小田刈月 おだかりづき
    1. 田の草を刈り取る月の意味から。
  4.  きくあき
  5. 開月 きくさきづき
  6. 咲月 きくさづき
  7. 月 きくづき
  8.  きしゅう
    1. のすえ、晩の意味もある。
  9. 玄月 げんげつ
  10. 建戌月 けんじゅつげつ、けんじゅつづき
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で戌の方を指すため。
  11. 紅樹 こうじゅ
  12.  こずえのあき
  13. 授衣 じゅい
    1. 古代中国で、9月に冬着を授けたことから。
  14. 太衝 たいしょう
  15. 寝覚月、寝覚め月 ねざめづき
  16.  ばんしゅう、くれのあき
    1. の終わりの意味もある。
  17. 無射 ぶえき
    1. 9月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から11番目の音。
  18.  ぼしゅう
    1. の終わりの意味もある。
  19. 紅葉月 もみじづき
  20. 夜長月 よながつき

10月の異名

  1. 御忌 おいみ
    1. 出雲地方で神々が集まっているから忌むべき月という意味。
  2. 応鐘 おうしょう
    1. 10月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で最も高い音。
  3.  かいとう
  4. 神在月、神有月 かみありづき
    1. 日本中の神々が出雲大社に集まるという伝説から、出雲以外では「神無月」というのに対していう。
  5. 神去月、神去り月 かみさりづき
  6. 建亥月 けんがいげつ
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で亥の方を指すため。
  7.  げんとう
    1. の意味もある。
  8.  こはる、しょうしゅん
  9. 月 こはるづき
    1. 暖かでに似ているところから。
  10. 小六月 ころくがつ
    1. も少なく、を思わせる暖かい日和の続くところから。
  11. 時雨月 しぐれづき
  12. 霜枯れ三月 しもがれみつき
    1. の暮れの、特に景気の悪い10月11月12月をいう。
  13.  じょうとう
    1. のはじめの意味もある。
  14. 小陽春 しょうようしゅん
  15.  しょとう
    1. のはじめの意味もある。
  16. 月 はつしもづき
  17. 陽月 ようげつ
  18. 孟月 もうげつ
    1. 四季の初めの月をさす。
  19.  もうとう
    1. 「孟」は初めの意味であり、の初め、初の意味もある。
  20. 良月 りょうげつ

11月の異名

  1. 一陽来復 いちようらいふく
    1. 陰がきわまって陽がかえってくること。冬至のことをさす場合もある。
  2. 神楽月 かぐらづき
  3. 神帰月 かみかえりづき
    1. 前月に出雲大社に集まった神々が帰って来る月の意味から。
  4. 神来月、神帰月 かみきづき、しんきづき
    1. 前月に出雲大社に集まった神々が帰って来る月の意味から。
  5. 建子月 けんしげつ
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で子の方を指すため。
  6. 広寒月 こうかんげつ
  7. 黄鐘 こうしょう
    1. 11月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で最も低い音。
  8. 辜月 こげつ
  9. 降り月、霜降月 しもふりづき
  10. 星紀 せいき
  11. 月 そうげつ
  12.  ちゅうとう
    1. のなかばの意味もある。
  13. 暢月 ちょうげつ
  14. 隠りの葉月 つゆごもりのはづき
  15. 子月 ねづき、しげつ
  16. 子の月 ねのつき
  17. 風寒 ふうかん
  18. 待月、待ち月 ゆきまちづき
  19. 見月 ゆきみづき

12月の異名

  1. 梅初月 うめはつづき
  2. 乙子 おとご
  3. 乙子月 おとごづき
  4. 弟月 おとづき、おとうづき、おととづき
  5. 親子月 おやこづき
  6. 限月、限り月 かぎりづき
  7. 限りの月 かぎりのつき
  8. 数え月 かぞえづき
  9.  きとう
    1. のすえ、晩の意味もある。
  10. 窮陰 きゅういん
  11. 窮冬 きゅうとう
  12. 極まり月 きわまりづき
  13. 苦寒 くかん
    1. 最も寒いときの意味。
  14. 暮古月、暮来月 くれこづき
  15. 建丑月 けんちゅうげつ
    1. 北斗七星の柄の方角が、十二支で丑の方を指すため。
  16. 極月 ごくげつ、ごくづき
  17. 除月 じょげつ
  18. 大呂 たいりょ、だいりょ
    1. 12月の別名の他、中国の音名のひとつでもある。中国の十二律で下から2番目の音。
  19. 涂月 とげつ
  20. 積月 としつみづき
  21. 果ての月 はてのつき
  22. 待月、待ち月 はるまちづき
  23.  ばんとう
  24. 月 みふゆづき
  25. 月 ゆきづき
  26. 臘 ろう
    1. 年の暮れの意味。
  27. 臘月 ろうげつ


関連項目




  • 最終更新:2015-06-28 21:12:02

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード