かさねの色目


「袷(あわせ)の色目」ともいわれ、平安時代以降の貴族の衣服の表地と裏地の色彩の配合である。男女とも季節によって使用する色目に決まりがあった。

旧暦の1月から3月にあたり、立春から立夏の前日までとなる。
  1. 梅 うめ(むめ)
  • 表:白 裏:蘇芳 ※別説あり
    1. に咲く、白梅のを蘇芳で表したもの。着用時期は11月より2月まで。
  1. 一重梅 ひとえうめ(ひとへむめ)
  • 表:白 裏:紅 ※別説あり
  1. 梅重/梅襲 うめがさね(むめがさね)
  • 表:濃紅 裏:紅梅 ※別説あり
    1. 紅梅のの重なり合う様子を表したものだが、別説では白梅を表したものもある。着用時期は11月より2月まで。
  1. 裏梅 うらうめ(うらむめ)
  • 表:紅梅 裏:紅 ※別説あり
    1. 梅のを裏から眺めたところを表したと考えられる。着用時期は11月より2月まで。
  1. 白梅 しらうめ(しらむめ)
  • 表:白 裏:蘇芳 ※別説あり
    1. 着用時期は11月より2月まで。
  1. 紅梅 こうばい
  • 表:紅梅 裏:蘇芳 ※別説あり
    1. に咲く紅梅のを表したもの。この衣は2月以降に着用するのは時期はずれとされていた。若い人向けの。着用時期は、祝いに。1月15まで。
  1. 紅梅匂 こうばいのにおい(こうばいのにほひ)
  • 表:紅梅 裏:淡紅梅
    1. 襲の色目における「匂」とは、同系色の濃色から淡色への変化を表している。着用時期は
  1. 莟紅梅 つぼみこうばい
  • 表:紅梅 裏:濃蘇芳 ※別説あり
    1. 紅梅のを表したもの。着用時期は
  1. 裏陪紅梅 うらまさりこうばい
  • 表:紅梅 裏:紅
  1. 雪下紅梅 ゆきのしたこうばい
  • 表:白 裏:紅梅
  1. 若草 わかくさ
  • 表:淡青 裏:濃青
    1. の野原にを出した若を表したもの。着用時期は正月2月初。
  1.  やなぎ
  • 表:白 裏:淡青 ※別説あり
    1. 猫柳のに芽生えた、白い産毛の新を表したもの。別名「薄柳(うすやなぎ)」と呼ばれる。着用時期はより
  1. 面柳 おもやなぎ
  • 表:濃青 裏:濃青
    1. の青々としたを表したもの。
  1. 黄柳 きやなぎ
  • 表:淡黄 裏:青 ※別説あり
    1. をのばす前に黄緑色をつけたところを表したもの。着用時期は
  1. 青柳 あおやなぎ(あをやなぎ)
  • 表:濃青 裏:紫 ※別説あり
    1. 青々と垂れ下がった枝垂柳を表したもの。
  1. 花柳 はなやなぎ(はなやぎ)
  • 表:青 裏:淡青 ※別説あり
    1. をつけた、または黄柳がすこし青みがかった頃を表したもの。着用時期は
  1. 柳重 やなぎがさね
  • 表:淡青 裏:淡青
    1. の若の重なりを表したもの。着用時期は
  1.  さくら
  • 表:白 裏:赤花 ※別説あり
    1. に咲く、赤い若の上に白いを咲かせた山桜を表したもの。着用時期は
  1. 樺桜 かばざくら
  • 表:蘇芳 裏:赤花 ※別説あり
    1. 山桜の一種である樺桜の、もしくはの樹皮のを表したもの。
  1. 紅桜 くれないざくら(くれなゐざくら)
  • 表:紅 裏:紫
  1. 白桜 しろざくら
  • 表:白 裏:紫 ※別説あり
  1. 松桜 まつざくら/待桜 まちざくら
  • 表:紫 裏:淡紫
  1. 花桜 はなざくら
  • 表:白 裏:青
  1. 薄花桜 うすはなざくら
  • 表:白 裏:淡紅 ※別説あり
    1. 山桜のを表したもの。
  1. 桜萌黄 さくらもえぎ(さくらもへぎ)
  • 表:萌黄 裏:赤花 ※別説あり
    1. 山桜の緑色と、萌え出たばかりの赤みの若を表したもの。
  1. 薄桜萌黄 うすさくらもえぎ(うすざくらもへぎ)
  • 表:淡青 裏:二藍 ※別説あり
    1. 「桜萌黄」をより薄くした、若越しの山桜を表したもの。
  1. 桜重 さくらがさね
  • 表:白 裏:赤花 ※別説あり
  1. 葉桜 はざくら
  • 表:萌黄 裏:二藍
    1. が散り、若が広がったを表したもの。
  1. 薄桜 うすざくら
  • 表:白 裏:紅
  1. 花葉色 はなばいろ
  • 表:経黄緯山吹 裏:青 ※別説あり
  1.  すみれ
  • 表:紫 裏:淡紫 ※別説あり
    1. の野に咲く、を表したもの。着用時期は2月3月
  1. 壺菫 つぼすみれ
  • 表:紫 裏:淡青 ※別説あり
    1. 菫菜(ツボスミレ)のを表したもの。着用時期は、或は2月
  1.  もも
  • 表:淡紅 裏:萌黄 ※別説あり
    1. に咲く、と新を表したもの。着用時期は3月
  1. 早蕨 さわらび
  • 表:紫 裏:青
    1. の山野に生えた蕨、表地の紫が巻いた部分、裏地の青がその他の部分を表している。着用時期は3月
  1. 躑躅 つつじ
  • 表:蘇芳 裏:萌黄 ※別説あり
    1. に咲く、山躑躅のを表したもの。着用時期はより30歳までの色。
  1. 紅躑躅 くれないつつじ(くれなゐつつじ)
  • 表:蘇芳 裏:淡紅 ※別説あり
    1. 赤いをつけた山躑躅を表したもの。着用時期は2月3月
  1. 白躑躅 しらつつじ
  • 表:白 裏:紫 ※別説あり
    1. 白いをつけた山躑躅を表したもの。着用時期は2月3月
  1. 岩躑躅 いわつつじ
  • 表:紅 裏:紫 ※別説あり
  1. 餅躑躅/半躑躅 もちつつじ
  • 表:紫 裏:紅 ※別説あり
  1. 山吹/欵冬 やまぶき
  • 表:淡朽葉 裏:黄 ※別説あり
    1. に咲く、山吹のを表したもの。着用時期はより3月
  1. 花山吹 はなやまぶき
  • 表:朽葉 裏:黄 ※別説あり
  1. 裏山吹 うらやまぶき
  • 表:黄 裏:紅 ※別説あり
    1. 山吹のを裏から眺めたところを表したもの。着用時期は多く着用。
  1. 山吹匂 やまぶきのにおい(やまぶきのにほひ)
  • 表:山吹色 裏:黄
    1. 襲の色目における「匂」とは、同系色の濃色から淡色への変化を表している。
  1. 青山吹 あおやまぶき(あをやまぶき)
  • 表:青 裏:黄
    1. の間から山吹のが咲くところを表したもの。
  1.  ふじ(ふぢ)
  • 表:薄色 裏:萌黄 ※別説あり
    1. から初にかけて咲く、を表したもの。着用時期は3月より4月まで。
  1. 白藤 しらふじ(しらふぢ)
  • 表:淡紫 裏:濃紫
    1. の一種、白花藤を表したもの。
  1. 藤重 ふじがさね(ふぢがさね)
  • 表:淡紫 裏:青 ※別説あり
  1. 土筆 つくし
  • 表:白 裏:紅
  1. 牡丹 ぼたん(ぼうたん)
  • 表:淡蘇芳 裏:白 ※別説あり
    1. から初にかけて咲く、牡丹を表したもの。着用時期は3月4月

旧暦の4月から6月にあたり、立夏から立秋の前日までとなる。
  1. 卯花 うのはな
  • 表:白 裏:青 ※別説あり
    1. 、青葉を背にを咲かせる卯の花を表したもの。着用時期は4月
  1. 蝦手/鶏冠木/楓 かえで(かへで)
  • 表:青 裏:青 ※別説あり
    1. まだ紅葉していないを表したもの。
  1. 若蝦手/若鶏冠木/若楓 わかかえで(わかかへで)
  • 表:淡青 裏:紅 ※別説あり
    1. 、若とともにをつけた若を表したもの。
  1. 杜若/燕子花 かきつばた
  • 表:淡萌黄 裏:淡紅梅 ※別説あり
    1. の間から咲く杜若のを表したもの。着用時期は4月5月
  1. 葵 あおい(あふひ)
  • 表:淡青 裏:淡紫 ※別説あり
    1. の間から咲く立葵のを表したもの。着用時期は4月
  1. 楝/樗 おうち(あふち)
  • 表:薄色 裏:青 ※別説あり
    1. に咲く、栴檀(せんだん)のを表したもの。着用時期は4月5月
  1. 蓬 よもぎ
  • 表:淡萌黄 裏:濃萌黄 ※別説あり
    1. 、成長した蓬のを表したもの。
  1. 百合 ゆり
  • 表:赤 裏:朽葉 ※別説あり
    1. 、野山に咲く姫百合のを表したもの。
  1. 苗色 なえいろ(なへいろ)
  • 表:淡青 裏:黄 ※別説あり
    1. の苗のを表したもの。
  1. 若苗 わかなえ(わかなへ)
  • 表:淡木賊 裏:淡木賊 ※別説あり
    1. 早苗(若い苗)のを表したもの。
  1. 菖蒲 しょうぶ(さうぶ)
  • 表:青 裏:濃紅梅 ※別説あり
    1. 端午の節句に軒に飾る、菖蒲のを表したもの。着用時期は4月5月
  1. 花菖蒲 はなあやめ
  • 表:白 裏:萌黄
  1. 破菖蒲 はしょうぶ(はさうぶ)
  • 表:萌黄 裏:紅梅 ※別説あり
    1. 「破」は「」を指し、菖蒲のを表したもの。着用時期は5月
  1. 若菖蒲 わかしょうぶ(わかさうぶ)
  • 表:淡紅 裏:青 ※別説あり
    1. 若いを淡紅とし、菖蒲のを表したもの。
  1. 根菖蒲 ねしょうぶ(ねさうぶ)
  • 表:白 裏:濃紅 ※別説あり
    1. 菖蒲のを表したもの。
  1. 菖蒲重 しょうぶがさね(さうぶがさね)
  • 表:菜種 裏:萌黄 ※別説あり
    1. 若々しい菖蒲のを表したもの。着用時期は5月
  1. 薔薇 そうび(さうび)
  • 表:紅 裏:紫 ※別説あり
    1. 薔薇を表したもの。
  1. 橘 たちばな
  • 表:濃朽葉 裏:黄 ※別説あり
    1. 色づいた橘のを表したもの。
  1. 花橘/盧橘 はなたちばな
  • 表:朽葉 裏:青 ※別説あり
    1. に咲く、橘のを表したもの。着用時期は5月
  1. 撫子/瞿麥 なでしこ
  1. 白撫子 しろなでしこ
  • 表:白 裏:濃紅 ※別説あり
  1. 花撫子 はななでしこ
  • 表:紫 裏:紅
  1. 唐撫子/韓撫子 からなでしこ
  • 表:紅 裏:紅 ※別説あり
    1. 中国伝来の「唐撫子(別名、石竹)」のを表したもの。
  1. 撫子の若葉色 なでしこのわかばいろ
  • 表:蘇芳 裏:紅 ※別説あり
  1. 蝉の羽 せみのは
  • 表:檜皮色 裏:青 ※別説あり
    1. 蝉のを表したもの。
  1. 夏萩 なつはぎ
  • 表:青 裏:濃紫 ※別説あり
    1. にさきがけ、晩の間で咲く萩のを表したもの。

旧暦の7月から9月にあたり、立秋から立冬の前日までとなる。
  1. 萩/芽子 はぎ
  • 表:紫 裏:白 ※別説あり
    1. の山野に咲く、萩のを表したもの。着用時期は6月7月
  1. 萩経青 はぎたてあお(はぎたてあを)
  • 表:経青緯蘇芳 裏:青 ※別説あり
    1. 経糸に青、緯糸に蘇芳を使った織物を用い、萩のを表したもの。着用時期は6月より
  1. 萩重 はぎがさね
  • 表:紫 裏:二藍 ※別説あり
    1. 萩のの重なりを表したもの。
  1. 花薄 はなすすき
  • 表:白 裏:縹 ※別説あり
    1. をつけた、薄のを表したもの。着用時期は初。
  1. 女郎花/敗醬 おみなえし
  • 表:経青緯黄 裏:青 ※別説あり
    1. 経糸に青、緯糸に黄を使った織物を用い、の野に咲く女郎花のを表したもの。着用時期は7月8月
  1. 朽葉 くちば
  • 表:濃紅 裏:濃黄 ※別説あり
    1. 落ちを表したもの。
  1. 青朽葉 あおくちば(あをくちば)
  • 表:経青緯黄 裏:青 ※別説あり
    1. 経糸に青、緯糸に黄を使った織物を用い、緑味を帯びた落ちを表したもの。着用時期は主に
  1. 赤朽葉 あかくちば
  • 表:経紅緯洗黄 裏:黄 ※別説あり
    1. 経糸に紅、緯糸に洗黄を使った織物を用い、晩に赤く色づいた落ちを表したもの。着用時期は深くなっては着ずとある。
  1. 黄朽葉 きくちば
  • 表:朽葉 裏:朽葉 ※別説あり
    1. 黄色く色づいた落ちを表したもの。着用時期は初。
  1. 龍膽 りんどう(りんだう/りうたん)
  • 表:淡蘇芳 裏:青 ※別説あり
    1. の野に咲く、竜胆のを表したもの。着用時期は9月より五節(11月)。
  1. 小栗色 こぐりいろ
  • 表:秘色 裏:淡青 ※別説あり
    1. 未熟なを表したもの。年配の男性向けの
  1. 落栗色 おちぐりいろ
  • 表:蘇芳(黒味あり) 裏:香 ※別説あり
    1. 熟して地面に落ちたを表したもの。
  1. 荻 おぎ(をぎ)
  • 表:蘇芳 裏:青
    1. 湿地に生える荻のを表したもの。
  1. 檀/真弓 まゆみ
  • 表:朽葉 裏:萌黄 ※別説あり
    1. 山野に自生する落葉樹、檀の紅葉のを表したもの。
  1. 朝顔/牽牛子 あさがお(あさがほ)
  • 表:縹 裏:縹 ※別説あり
    1. 朝顔を表したもの。
  1. 忍 しのぶ
  • 表:淡萌黄 裏:蘇芳 ※別説あり
    1. 樹皮などに生えるシダ類の忍草のを表したもの。
  1. 紫苑 しおん(しをに)
  • 表:紫 裏:蘇芳 ※別説あり
    1. に咲く、紫苑のを表したもの。
  1. 桔梗 ききょう(きちかう)
  • 表:二藍 裏:濃青 ※別説あり
    1. の山野に咲く、桔梗のを表したもの。
  1. 藤袴 ふじばかま(ふぢばかま)
  • 表:紫 裏:紫 ※別説あり
    1. に咲く、藤袴のを表したもの。
  1. 鴨頭草/月草 つきくさ
  • 表:縹 裏:淡縹 ※別説あり
    1. 野原に自生する露草のを表したもの。
  1. 梶/楮 かじ(かぢ)
  • 表:萌黄 裏:濃萌黄 ※別説あり
    1. 山野に自生する落葉樹、梶のを表したもの。
  1. 櫨 はじ
  • 表:朽葉 裏:黄 ※別説あり
    1. になり紅葉した山櫨のを表したもの。着用時期は9月より11月まで。
  1. 紅葉 もみじ(もみぢ)
  • 表:赤色 裏:濃赤色 ※別説あり
    1. に紅葉したを表したもの。
  1. 黄紅葉 きもみじ(きもみぢ)
  • 表:黄 裏:濃黄 ※別説あり
    1. 黄色く紅葉したを表したもの。着用時期は9月10月
  1. 青紅葉 あおもみじ(あをもみぢ)
  • 表:青 裏:朽葉 ※別説あり
    1. になって漸く色づきかけた々のを表したもの。
  1. 櫨紅葉 はじもみじ(はじもみぢ)
  • 表:蘇芳(黒味あり) 裏:黄 ※別説あり
    1. になり紅葉した山櫨のを表したもの。着用時期は9月10月11月
  1. 捩紅葉 もじちもみじ(もぢりもみぢ)
  • 表:青 裏:黄
  1. 楓紅葉/蝦手紅葉 かえでもみじ(かへでもみぢ)
  • 表:淡青 裏:朽葉 ※別説あり
    1. 色づき始めた頃のを表したもの。着用時期は9月より11月
  1. 初紅葉 はつもみじ(はつもみぢ)
  • 表:萌黄 裏:淡萌黄 ※別説あり
    1. を出したばかりのを表したもの。他の「紅葉」の重色目と同様、に着用されたと思われる。
  1.  きく
  • 表:白 裏:蘇芳 ※別説あり
  1. 白菊 しらぎく
  • 表:白 裏:萌黄 ※別説あり
    1. 白菊のを表したもの。着用時期は9月より五節(11月)まで。
  1. 黄菊 きぎく
  • 表:黄 裏:青 ※別説あり
  1. 移菊 うつろいぎく(うつろひぎく)
  • 表:紫 裏:黄 ※別説あり
    1. に近づき、白菊がにあたって紫色に変化したところを表したもの。着用時期は
  1. 莟菊 つぼみぎく
  • 表:紅 裏:黄 ※別説あり
    1. を表したもの。
  1. 紅菊 くれないぎく(くれなゐぎく)
  • 表:紅 裏:青 ※別説あり
    1. 紅菊のを表したもの。
  1. 蘇芳菊 すおうぎく(すはうぎく)
  • 表:白 裏:濃蘇芳 ※別説あり
    1. に近づき、白菊がにあたって蘇芳色に変化したところを表したもの。
  1. 残菊 のこりぎく
  • 表:黄 裏:白 ※別説あり
    1. 近く、咲き残った黄菊と白菊のを表したもの。
  1. 葉菊 はぎく
  • 表:白 裏:紺青 ※別説あり
    1. 白菊のを表したもの。着用時期は9月より五節(11月)まで。
  1. 九月菊 くがつぎく(くぐわつぎく)
  • 表:白 裏:黄
    1. 9月は「菊月」とも呼ばれ、9月9に行われる重陽の節句を意識して作られたものとされる。着用時期は9月
  1. 菊重 きくがさね
  • 表:白 裏:淡紫 ※別説あり
  1. 花菊 はなぎく
  • 表:淡蘇芳 裏:濃蘇芳
    1. 蘇芳色に咲いた、またはにあたって蘇芳色に変化したを表したもの。
  1. 虫襖/虫青 むしあお(むしあを)
  • 表:青(黒味あり) 裏:二藍 ※別説あり
    1. 玉虫のを表したもの。着用時期はより初、或は
  1. 柑子色 こうじいろ(かうじいろ)
  • 表:濃朽葉 裏:濃朽葉
  1. 尾花 おばな
  • 表:白 裏:縹 ※別説あり

旧暦の10月から12月にあたり、立冬から立春の前日までとなる。
  1. 枯色 かれいろ
  • 表:淡香 裏:青 ※別説あり
    1. 野原の草原枯れで変色したところを表したもの。
  1. 枯野 かれの
  • 表:黄 裏:淡青 ※別説あり
    1. 野原の草原で枯れて変色したところを表したもの。
  1.  こおり(こほり)
  • 表:白 裏:白 ※別説あり
    1. の冷たさを表したもの。
  1. 氷重 こおりがさね(こほりがさね)
  • 表:鳥の子色 裏:白
    1. の冷たさを表したもの。
  1. 初雪 はつゆき
  • 表:白 裏:白のうるみ色 ※別説あり
    1. 潤色(うるみいろ)とは漆固有ので、や濁ったといわれている。
  1. 雪の下 ゆきのした
  • 表:白 裏:紅梅 ※別説あり
    1. 「雪の下紅梅」とも呼ばれ、に埋もれた紅梅のを表したもの。着用時期はより
  1. 松の雪 まつのゆき
  • 表:白 裏:青
    1. が積もるところを表したもの。
  1. 椿 つばき
  • 表:蘇芳 裏:赤 ※別説あり
    1. 椿を表したもの。着用時期は五節(11月)より

雑(四季通用)

  1. 松重 まつがさね
  • 表:青 裏:紫 ※別説あり
    1. 四季を通じて変わらない常緑樹を表したもの。
  1. 若緑 わかみどり
  • 表:青 裏:紫 ※別説あり
  1. 篠青 ささのあお(ささのあを)
  • 表:白 裏:青 ※別説あり
  1. 比金襖/比金青 ひごんあお(ひごのあを)
  • 表:青(黄気あり) 裏:二藍 ※別説あり
    1. 「比金」の意味は定かではないが、錦織のともいわれる。着用時期は常は用いず、一日晴に。
  1. 濃桑色 こぐわいろ
  • 表:黄 裏:淡紫
  1. 脂燭色 しそくいろ
  • 表:紫 裏:紅 ※別説あり
    1. 脂燭とは松明のことで、松明の心材の油脂のを表したもの。
  1. 今様色 いまよういろ(いまやういろ)
  • 表:紅梅 裏:濃紅梅
    1. 染色の「今様色」に因んだもの。
  1. 葛 くず
  • 表:青(黒気あり) 裏:淡青
    1. 葛のを表したもの。
  1. 灘色 なだいろ
  • 表:濃浅葱 裏:濃浅葱
  1. 玉虫色 たまむしいろ
  • 表:青 裏:紫
  1. 苦色 にがいろ
  • 表:香(黒味あり) 裏:二藍
    1. 染色の「苦色」に因んだもの。このの着用は10歳から20歳までで、聟取や移住などには忌んで用いないとのこと。
  1. 鳥子重 とりのこがさね
  • 表:白瑩 裏:濃蘇芳 ※別説あり
    1. 「白瑩(しろみがき)」は布を貝(瑩貝(ようがい))で磨いて光沢を出したもの。
  1. 搔練 かいねり
  • 表:紅打 裏:紅打
    1. 搔練とは練って膠質を落としてやわらかにした絹をさす。「紅打」は砧(きぬた)で打って光沢を出したもの。着用時期はからまで。
  1. 苔色 こけいろ
  • 表:濃萌黄 裏:濃萌黄 ※別説あり
  1. 木蘭地 もくらんぢ
  • 表:黄 裏:黒 ※別説あり
  1. 醬色 ひしおいろ(ひしをいろ)
  • 表:蘇芳(黒味あり) 裏:濃蘇芳 ※別説あり
  1. 薬色 くすりいろ
  • 表:紅打 裏:紅打
    1. 「紅打」は砧(きぬた)で打って光沢を出したもの。
  1. 唐紙 からかみ
  • 表:白 裏:黄
  1. 卵重 たまごがさね
  • 表:白瑩 裏:蘇芳
    1. 「白瑩(しろみがき)」は布を貝(瑩貝(ようがい))で磨いて光沢を出したもの。
  1. 辛螺 にし
  • 表:香(黄味あり) 裏:紅
  1. 青唐紙 あおからかみ(あをからかみ)
  • 表:黄 裏:青 ※別説あり
  1. 海松色 みるいろ
  • 表:萌黄 裏:縹 ※別説あり
    1. 海中のに生える海藻を表したもの。着用時期は四季、祝、或は
  1. 檜皮色 ひはだいろ(ひわだいろ)
  • 表:蘇芳 裏:二藍 ※別説あり
    1. 檜のの樹皮のを表したもの。
  1. 葡萄 えびぞめ(ゑびぞめ)
  • 表:蘇芳 裏:縹 ※別説あり
    1. 葡萄葛(えびかずら)と呼ばれる山葡萄を表したもの。
  1. 黄青裏 きあおうら(きあをうら)
  • 表:黄 裏:青 ※別説あり
  1. 赤色 あかいろ
  • 表:赤色 裏:赤色 ※別説あり
  1. 萌黄 もえぎ(もへぎ)
  • 表:萌黄 裏:萌黄
  1. 蘇芳香 すおうのこう(すはうのかう)
  • 表:蘇芳 裏:黄 ※別説あり
    1. 染色の「蘇芳香」に因んだもの。
  1. 麴塵 きくじん(きくぢん)
  • 表:青 裏:黄
  1. 二つ色 ふたついろ
  • 表:薄色 裏:山吹色 ※別説あり
    1. 女房装束の襲色目「二つ色」に因んだもの。
  1. 胡桃色 くるみいろ
  1. 秘色 ひそく
  • 表:瑠璃色 裏:薄色 ※別説あり
    1. 陶磁器の青磁のを表したもの。
  1. 比曽久色 ひそくいろ
  • 表:経紫緯香 裏:薄色 ※別説あり
  1. 木賊 とくさ
  • 表:淡黄 裏:青 ※別説あり
    1. 常緑羊歯類の木賊のの色を表したもの。着用時期は
  1. 黄木賊 きとくさ
  • 表:淡青(黄気過ぐ) 裏:淡青(黄気過ぐ) ※別説あり
  1. 青木賊 あおとくさ(あをとくさ)
  • 表:淡青 裏:白 ※別説あり
  1. 黒木賊 くろとくさ
  • 表:青(黒味あり) 裏:白 ※別説あり
    1. 「木賊」を黒味がからせたもの。祝いの時に用いることは敬遠された。
  1. 青丹 あおに(あをに)
  • 表:青(濃気あり) 裏:青(淡気あり) ※別説あり
    1. 「青土」とも呼ばれた、青みのある粘土を表したもの。
  1. 半色 はしたいろ
  • 表:淡紫 裏:淡紫 ※別説あり
  1. 縹/花田 はなだ
  • 表:縹 裏:縹
  1. 圓縹 まるはなだ
  • 表:縹 裏:縹
  1. 香 こう(かう)
  • 表:香 裏:香 ※別説あり
  1. 濃香 こきこう(こきかう)
  • 表:経濃香緯濃香 裏:紅
  1. 蘇芳 すおう(すはう)
  • 表:蘇芳 裏:赤 ※別説あり
  1. 濃蘇芳 こきすおう(こきすはう)
  • 表:蘇芳 裏:蘇芳(黄をさす)
  1. 裏濃蘇芳 うらこきすおう(うらこきすはう)
  • 表:淡蘇芳 裏:濃蘇芳 ※別説あり
  1. 白青 しらあお(しらあを)
  • 表:白青 裏:白青
  1. 淡青 うすあお(うすあを)
  • 表:淡青 裏:青 ※別説あり
  1. 瑠璃色 るりいろ
  • 表:空色 裏:空色
  1. 青黒 あおぐろ(あをぐろ)
  • 表:黄(青気あり) 裏:黄(黒気あり) ※別説あり
  1. 萱草色 かんぞういろ(くわんざういろ)
  • 表:濃朽葉 裏:濃朽葉 ※別説あり
  1. 梔子色 くちなしいろ
  • 表:黄 裏:黄
  1. 紅匂 くれないのにおい(くれなゐのにほひ)
  • 表:紅(淡し) 裏:紅(濃し) ※別説あり
    1. 襲の色目における「匂」とは、同系色の濃色から淡色への変化を表している。
  1. 紅薄様 くれないのうすよう(くれなゐのうすやう)
  • 表:紅 裏:白 ※別説あり
    1. 「薄様」も襲の色目における「匂」の一種で、同系色の濃色から淡色への変化を表している。
  1. 紅 くれない(くれなゐ)
  • 表:紅 裏:紅
  1. 青鈍 あおにび(あをにび)
  • 表:濃縹 裏:濃縹
    1. 染色の「青鈍」に因んだもの。
  1. 水色 みずいろ
  • 表:淡縹 裏:淡縹
  1. 練色 ねりいろ
  • 表:淡練 裏:淡練
  1. 豆染 まめぞめ
  • 表:白粉張 裏:青張
    1. 「白粉張」、「青張」は糊張をして光沢を出したもの。
  1. 濃色 こきいろ
  • 表:濃紫 裏:濃紫 ※別説あり
  1. 苦丹色 くたにいろ/小たに色 こたにいろ
  • 表:青 裏:白 ※別説あり
    1. 苦丹とは、竜胆もしくは牡丹の別名といわれている。
  1. 二藍 ふたあい(ふたあゐ)
  • 表:二藍 裏:白 ※別説あり
  1. 浅葱 あさぎ
  • 表:淡紺 裏:淡紺 ※別説あり
  1. 薄色 うすいろ
  • 表:淡縹(赤味少しあり) 裏:濃薄色 ※別説あり
  1. 火色 ひいろ
  • 表:紅打 裏:紅打 ※別説あり
    1. 「紅打」は砧(きぬた)で打って光沢を出したもの。
  1. 白襲 しらがさね
  • 表:白瑩 裏:白瑩 ※別説あり
    1. 「白瑩(しろみがき)」は布を貝(瑩貝(ようがい))で磨いて光沢を出したもの。


関連項目


  • 最終更新:2013-01-25 13:17:43

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